先日、以前住んでいたお家の向かいの、Tさんと久々にバッタリ。
お若く見えるのに、ご高齢。
だいぶお会いしていない間に、ご主人が倒れて入院、お家に今一人で
話す相手もいなくなって、膝も痛いし、気持ちが塞いでて...とのこと。
「私が生まれ育った、長野県。白馬の山に雪が残っているでしょ?
それでね、馬の形を探したり、よくしてたわねぇ。」
懐かしそうに、嬉しそうに、溢れるように、話してくれた。
それが、まるで、小さな女の子みたいで。
私はじんわり、感動していた。
想いを馳せると、Tさん、とても心細いんだと思う。
ごめんなさいね、と言いながら、30分ほど立ち話 (^^)
後日、ご自宅ピンポンしたいような気持ちを抑えて
また会えた時、たくさんお話しできたらいいな、と思った。
そして今日は、これまた、以前のお家の斜め後ろ?の、Sさんに久々にバッタリ。
Sさんも、私が思っている以上の実年齢のようだった。
「右肩が痛くなっちゃってね。電球に手を伸ばしたら、いてて...って。
いつも飲んでる薬が、また増えちゃった。」
「湯船入って、ゆっくりして、少し歩いてみるとか、どう?!」
年を重ねた方と接するときは、注意深く、想いや言葉を選んでいる自分に気づいた。
涼しくなったら、一緒に歩こうよ。その言葉、想いを、ぐっと飲み込む自分もいた。
急に増えてくる身体や心、環境の変化。
年下の自分が、まだ経験がないほど、痛かったり、辛かったり、苦しかったり。
やっぱり、Sさんも、溢れるほどの立ち話 (^^)
Sさんは、シャイなのに。
それがね、やっぱり、嬉しい、私。
彼女たちの溢れる想いは、答を求めてるんじゃないんだって、かんじる。
今日の出逢えた景色。
自然て、いのちって、ほんとにすごい...
空も、同じ空がひとつもないように
同じ鳥さんもいないように
Tさんの白い髪も
Sさんの白濁の瞳も
似合わない言葉かもだけど、とってもいとしかった。