寂しくなったら思い出してみよう。
私たちの誰もが
誰かのあたたかな海に浮かんでいたことを。
その海の中で、響く鼓動・いのちのうたを聴いたことを。
あなたと私が、繋がって、ひとつだったことを。
ぼくたちの誰もが、確かに守られていたから、今ここにいるんだね。
それでも
忘れてしまうこともある。
思い出せない時もある。
そんな時は、求めていいんだよ。
哀しみを知っているからこそ、支えたくて、差し伸べる手。
あったかい海を思い出したくて、震えながら伸ばし、求める手。
その、手と手は、必ず、出逢ってゆくんだね。