争うためじゃない
競り合うためじゃない
目の前の人
隣の人
遠く離れた人
地球の裏側の人
名前を知っていても
知らなくても
嬉しい時は笑って
悲しい時は泣いて
眠くなったら眠る
遥かに続いた、等しいいのちの温もりたちを
慈しんでゆきたい。
自分でこしらえた、枠や檻や鎖は
決意、許可した瞬間に
光の粒へと変化してゆく。
その光の粒を
自分自身と
他の誰かが
胸一杯に吸い込んで
僕たちの全部に巡って
吐く息に、ありがとうをのせて。
そうして
あなたの光と、僕の光が巡りあってゆく。