ふっくらと
いまにもはじけそうな
かわいいきみ。
誰にも、とめることはできないね。
流れのままに。
理由をつけて
ごまかさずに
溢れる想いに抗わず
この流れにすべてをゆだねれば
僕の花も咲くような気がして。
ふっくらと
いまにもはじけそうな
かわいいきみ。
誰にも、とめることはできないね。
流れのままに。
理由をつけて
ごまかさずに
溢れる想いに抗わず
この流れにすべてをゆだねれば
僕の花も咲くような気がして。
僕が行きつ戻りつしていても
芽吹いて
花開いて
確実に
季節は巡っている。
しがみつくのは
もうやめにしよう。
言葉や、約束で
縛り上げることを必要としない
僕の、
あなたの、
あたたかな真ん中の部分に
やわらかく
両手を添えていたい。
寒くて
この子の左の鼻の穴から
鼻ちょうちんが
できて
はじけて
できて
はじけて。
~息をしている~
この子が驚かないように
息をひそめて
しばらくこの事実を
僕の全部で味わう。
~生きている~
僕らの頭上では
鳥たちがにぎやかに唄っている。
この子は鳥が好きだろうに
取り乱しもせず
静かに目を瞑って
息をしている。
僕のハートに耳をすまし
どんな枠も
超えてゆく。
どんなに最愛の人が
ひきとめても。
だからといって
愛を無くしたわけじゃない。
そうすることが
幻の時代を終えた
より本質に近づいた愛だと
この頃は思うんだよ。
もうすぐ、
かならず。
考えていてもぐるぐるするだけだから
最近は思考が走り出しそうになったら
歩くようにしている。
ふっくらとしたあなたのうぶげが
きらきらで
胸がぎゅーっとなった。
ゆっくりでも
この一歩を重ねれば家に辿りつくように
あなたも
ふっくらきらきらを重ねて
花ひらくんだね。
郷愁も
ここちよさも
ちゃんとわかっている。
真の我が観ている。
それでいいんだ。
水面に
別々のいくつかの輪が
交わっている。
それはいつか
淵のない大きなゆらぎの中で
互いがとけ合う。
ずっと見ていたい。
形が変わっても
純粋で永遠の光。
会いたいと胸を焦がしても
あなたは私だから
私は静かに
奥を観る。
意味をつけずに
ただ観るだけで
溢れだす泉が
内にも外にもある。