雨が降れば
いつかの止まらない、宇宙級の涙を
風が木の葉を揺らせば
大きな笑い声とともに揺れる、楽しそうな身体を
日の光に目を細めれば
ぬくもりに微笑み、細く溶けるようなあの瞳を
空を見上げれば
一瞬一瞬形を変えてゆく雲みたいに
泣いたり笑ったりクルクルするあなたを
枯れて散った花びらを見れば
踏み潰されたセミの身体を見れば
ここにないことに、寂しくなる時もあるけれど
ことあるごとに。
一つひとつの景色の中に。
僕の、この中に。
あなたの甘い雫、全てをかんじられることを
今日も言葉を超えて、祈れることを
とても幸せに思うんだよ。
たとえあてがなくても
祈り続けていたい。
祈り続けてゆくからね。