調和という美しい衣で
忍耐という美徳で
その違和感を覆っていたのだろう。
もう気付きなさい。
いいものはいい。と
叫ぶ僕の真ん中を。
より本当の高みを目指すなら
どんな自分も
ちゃんと
観ていこう。
【そう、これだ。】
その響き震える情熱を
誰かが笑っても
誰かが引き留めても
誰かが苛立っても
高らかに貫いてゆく。
いいものは、やっぱりいいんだと
口ずさみながらさ。
あわてる心身が、内と外に澱みをつくらぬよう
その静かで確かな透明な上澄みを
常にデフォルトのままに
しっかりじっくり
砂や土の感触を
足裏で感じてゆく。
その自身への真摯な向き合いが
僕に、あなたに、世界に
愛の波紋を広げてゆく。