車の通りが多い
信号のない横断歩道。
渡るタイミングが分からず、ずっと立ち止まっている。
大きなトラックが、遠くから、ライトをピカピカさせて、スピードを落としてくれた。
顔がニヤけながら、ペコリ、ペコリ、小走り。足取り軽やか♪
萎れてるけど
もう2ヶ月以上咲いている。
色褪せても、胸の部分があったかい。
買い物帰り。スーパーのかごを片付けようとしたら
まだかごを乗せていないカートを押した、あるおばあちゃんが
ここ、ここ(のせて)。
カートを指差して、私に合図する。
思わず、お互いに笑ってしまう。
寂しくて、切なくて、こぼれる涙は
いつかの、誰かの我慢なのかもしれない。
いつかの、誰かの孤独なのかもしれない。
だから
僕は、自分で自分にハグをする。
こうして
見えない僕とあなたに、逢いにゆく。
今日もよい1日だったと手を合わせ、頭を垂れ
今日も、明日も、明後日も
僕やあなたや世界の旅路が、無事でありますように。と
内奥の海の中で
私を超えて、祈っていたい。
祈り続ける、【 】でありたい。